文芸部では１２月１０日に、千代田区にある製本会社にて、和綴じ本の作成と工場見学をさせていただきました。
　和綴じ本作りでは、多くの綴じ方があるなかでも、中国の康熙帝が好んだという「康煕綴じ」にチャレンジしました。表紙を選ぶところから始まり、糸で綴じるまで、集中しながら全員が満足する和綴じ本を作成することができました。また、国や地域による綴じ方の違いなど、貴重なお話を伺うことができました。
　その後、工場内を見学させていただきました。出版される前の単行本がどのような工程を経て出荷されるのかということを詳しくお話していただき、日頃たくさん本を読む部員にとってはまさに夢のような時間でした。多くの方の関わりを経て、私たちのもとに本が届くということのありがたさを改めて感じました。今後も文芸部では読書会等の活動も取り入れ、多くの作品に触れていきたいと思います。