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10代から出会う翻訳文学案内〈新・世界文学入門〉参加

公開日
2016/05/11
更新日
2016/05/11

部活動

 11月28日に東京大学本郷キャンパスにて開催された「10代から出会う翻訳文学案内〈新・世界文学入門〉」に文芸部の2名が参加してきました。
 当日は、ホスト役である東京大学の沼野充義教授が明治大学の張競教授をゲストに迎え、「海を越える日本文学—日中文学交流の現在—」というテーマで対談を行いました。
 江戸時代以前は日中ともに、漢詩・漢文という共通の基盤がありましたが、明治以降は日本が西洋文学の書き方を学ぼうと腐心する一方、漢詩・漢文を学ぶ機会も失われ、日中間での翻訳文学にも大きな変容があったというお話を聴くことができました。
 また、翻訳文学の歴史だけでなく、日中の漢字の変遷など言語学に関するお話もありました。
 日頃あまり機会のない、大学での講演ということもあり、大学構内を散策するなどほんのひとときではありましたが、大学生活を垣間見ることができました。
 最後に、張競先生より文学作品を読む意義と作品作りについてアドバイスもいただき、今後の創作活動につながるよい機会となりました。