校長挨拶

校長挨拶



 千代田区立九段中等教育学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 本校は、大正十三年に創設された第一東京市立中学校を前身とし、東京都立九段高等学校の歴史を経て、平成十八年に東京二十三区で初めて、そして現在も全国で唯一の「区立中等教育学校」として開校いたしました。創立百年を超える歴史の中で脈々と受け継がれてきた校訓「至大至剛(この上もなく大きく、この上もなく強く、しかも正しい)」の精神は、今なお本校の教育の根幹をなし、生徒一人ひとりの学びと成長を力強く支えております。


 六年間で育む、確かな学力と人間力

 本校は「豊かな心 知の創造 未来貢献」を教育目標に掲げ、六年間一貫した教育の強みを最大限に活かした探究活動や、実践的な英語教育を展開しております。「学ぶ・生きる・鍛える」の三つを柱として、知識を得るだけでなく、問いを立て、仲間と協働し、自分の考えを表現する力を育てます。九段探究プランでは、グローバル、STEAM、アントレプレナーシップの視点を重ねながら、自分らしさを発見し、未来を創っていく探究人の育成を目指しています。授業、学校行事、部活動、日々の生活のすべてが学びの場です。互いを思いやり、高め合う経験を重ねる中で、学力と人間力の双方を磨き、生徒はたくましく成長していきます。


 教育のフロントランナーとして挑戦する学び

 本校は、教育DX、グローバル教育、STEAM教育、生成AIを含む先端的な学びを積極的に推進しています。大切なのは、新しい技術を使うこと自体ではなく、それを通して生徒の思考を深め、創造的に課題を解決する力を育むことです。英語による発信、海外研修、オンライン交流、企業や大学、地域との連携は、生徒が世界と社会を実感する貴重な機会となります。変化の激しい時代にあっても、自ら考え、判断し、他者と協働しながら未来に責任をもって行動できる人を育てること。それが九段の使命です。今後もその歩みを力強く進め、日本の公教育を牽引する先導的な役割を果たしてまいります。


 豊かな教育環境を生かして

 東京の政治・経済・文化の中心地である千代田という稀有な立地を活かし、大使館や官公庁、大学、企業等の豊かな地域資源を活用しながら、生徒一人ひとりが自らの未来を切り拓く力を育むことが、本校に課せられた使命であると考えます。そして、生徒の知性と感性を磨き、心身を鍛え、自主自律の精神を養い、確かな学力と豊かな人間性、そして未来を創造する意志を兼ね備えた人材を育成してまいります。


 小学生の皆さん・保護者の皆様へ

 小学生の皆さん、九段には、学ぶ楽しさ、挑戦する喜び、仲間と成長する感動があります。6年間という長い時間をかけて、自分の「好き」や「得意」を見つけて、将来の夢につなげていきましょう。

 保護者の皆様には、ぜひ本校の説明会や授業公開等にご参加いただき、学校の雰囲気、生徒の取組む姿勢、教職員の熱意を感じていただきたいと思います。本校での六年間が、お子様の未来を大きく拓く時間となるよう、教職員一同、全力で支えてまいります。



令和8年4月

千代田区立九段中等教育学校

第8代校長  富川 麗子

校長室だより