校長挨拶
校長挨拶
千代田区立九段中等教育学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。
この度、東京都立南多摩中等教育学校から第八代校長として着任いたしました、富川 麗子(とみかわ れいこ)と申します。中等教育学校で学んだ学校経営を引き続き本校の教育活動に生かし、本校の輝かしい「伝統と誇り」を受け継ぎながら、一層学校経営に尽力してまいります。関係者の皆様のご支援を何卒よろしくお願いいたします。
さて、「縁」を担ぐ内容となりますが、ここで、「八」と「九」のもつ縁について簡単に触れたいと思います。私は令和八年度、八王子から第八代校長として本校に参りました。「八」という数字は、古来より「末広がり」を意味し、未来に向かって道が拓けていく吉兆の象徴とされています。この縁を担ぎ、本校の教育活動の「成長と発展」に向けて、教職員や生徒たちと共に、豊かな教育活動に邁進したいと考えております。そして今、私が立っておりますこの地「九段」という名は、かつて九層の石段が築かれていたことに由来すると伺っております。数字の「九」は一桁の数字の中で最も大きく、易学においても「陽」の極み、すなわち「最高位」を象徴する数字です。「八」という吉兆の象徴と、「九」という最高位の象徴の両縁を生かし、生徒の学びが、「至高の学び」に結実していくことを切に願うものです。この「八」「九」の連なりに導かれるように、本校の教育をさらなる高みへと導くことが、私に課せられた使命であると不思議な「縁」を感じるものです。
さて、本校は、大正十三年に創設された第一東京市立中学校を前身とし、東京都立九段高等学校の歴史を経て、平成十八年に東京二十三区で初めて、そして現在も全国で唯一の「区立中等教育学校」として開校いたしました。創立百年を超える歴史の中で脈々と受け継がれてきた校訓「至大至剛(この上もなく大きく、この上もなく強く、しかも正しい)」の精神は、今なお本校の教育の根幹をなし、生徒一人ひとりの学びと成長を力強く支えております。
本校は「豊かな心 知の創造 未来貢献」を教育目標に掲げ、六年間一貫教育の強みを最大限に活かした探究活動や、実践的な英語教育を展開しております。グローバル・STEAM・アントレプレナーシップを柱とする探究活動は、生徒の知的好奇心を喚起し、社会に貢献する志を育む本校独自の学びの体系です。また、海外協定大学との連携による国際教育や、文部科学省「生成AIパイロット校」の指定を受けた先端的な教育DXへの挑戦は、まさに時代の最先端を走る取組です。今後もその歩みを力強く進め、日本の公教育を牽引する先導的な役割を果たしてまいります。
また、東京の政治・経済・文化の中心地である千代田という稀有な立地を活かし、大使館や官公庁、大学、企業等の豊かな地域資源を活用しながら、生徒一人ひとりが自らの未来を切り拓く力を育むことが、本校に課せられた使命であると考えます。そして、生徒の知性と感性を磨き、心身を鍛え、自主自律の精神を養い、確かな学力と豊かな人間性、そして未来を創造する意志を兼ね備えた人材を育成してまいります。
「至大至剛」の精神のもと、新たな百年への確かな一歩を踏み出すこの節目に、皆様の温かいご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和8年4月1日
千代田区立九段中等教育学校
第8代校長 富川 麗子